AI×DX人材の「長期運用」
講習概要
第3学期では、生成AIを一時的な業務効率化ツールとして利用するのではなく、組織の業務プロセスへ定着させるための能力を習得する。
業務分析、AI導入計画、運用設計、評価指標、改善サイクル、部門別ケーススタディ、AIのカスタマイズ、技術動向、人材育成等を学習し、AI活用を組織内で継続的に運用・改善できる人材を育成する。
■ 1時間目:高度な業務プロンプト・AI指示体系設計(60分)
学習内容
- 複数条件を含む業務指示
- タスク分解
- 段階的処理
- 参考資料の付与
- 評価基準の設定
- 出力検証
- プロンプトテンプレート
- 再利用設計
習得できるスキル
- 複雑な業務をAI処理単位へ分解する能力
- 多段階のAI処理フローを設計する能力
- 再現性の高い業務テンプレートを構築する能力
業務上の到達点
担当者個人の感覚に依存しない、標準化されたAI業務処理を設計できる。
■ 2時間目:生成AI導入計画 ― 業務分析・企画・KPI設計(60分)
学習内容
- 現状業務の可視化
- 工数分析
- ボトルネック特定
- AI適用候補選定
- 導入目標
- KPI
- 費用対効果
習得できるスキル
- 業務分析能力
- AI導入優先順位を設定する能力
- 導入効果を数値化する能力
業務上の到達点
「AIを導入すること」ではなく、「何をどの程度改善するか」を明確にした導入計画を策定できる。
■ 3時間目:生成AI導入後の運用・評価・改善設計(60分)
学習内容
- 運用ルール
- 品質基準
- KPI測定
- エラー管理
- 利用状況確認
- 改善サイクル
- AI変更時の再評価
習得できるスキル
- AI運用を継続的に評価する能力
- 問題原因を分析する能力
- PDCAによる改善を実行する能力
業務上の到達点
導入後にAI活用が形骸化することを防ぎ、継続的な改善活動として運用できる。
4時間目:ケーススタディ ― 事務・管理・バックオフィスDX(60分)
学習内容
- 文書
- 議事録
- 契約関連資料
- 経理情報
- 社内問い合わせ
- 人事
- 総務
- 管理業務
習得できるスキル
- 定型業務をAI処理へ変換する能力
- 業務標準化・テンプレート化能力
- 確認工程を含めた安全なAI利用設計能力
業務上の到達点
バックオフィス業務を対象として、実際のAI活用フローを設計できる。
■ 5時間目:ケーススタディ ― 企画・営業・マーケティングDX(60分)
学習内容
- 市場調査
- 顧客分析
- アイデア
- 商品企画
- 営業提案
- 広告
- SNS
- コンテンツ
習得できるスキル
- 大量情報を企画へ転換する能力
- 複数案を生成・比較する能力
- AIを企画プロセス全体へ組み込む能力
業務上の到達点
企画から販促・営業まで連続したAI活用プロセスを構築できる。
■ 6時間目:ケーススタディ ― 開発・制作・現場業務DX(60分)
学習内容
- コーディング
- UI/UX
- マニュアル
- 作業手順
- 画像
- 動画
- 現場記録
- 技術情報整理
習得できるスキル
- 専門業務をAI利用可能な工程へ分解する能力
- 制作・開発工程を効率化する能力
- AI成果物の品質を検証する能力
業務上の到達点
IT・制作職だけでなく、製造、建設、物流、サービス等の現場業務についてもAI適用方法を検討できる。
■ 7時間目:生成AIのカスタマイズ・社内情報活用(60分)
学習内容
- AIカスタマイズ
- カスタム指示
- 社内ナレッジ利用
- RAGの考え方
- ファインチューニングの概要
- ノーコードAI構築
- 用途別AI設計
習得できるスキル
- 汎用AIと自社専用AIの違いを判断する能力
- 社内情報を活用したAI利用方法を設計する能力
- カスタマイズ手法を目的別に選択する能力
業務上の到達点
一般的なAI利用から、自社固有の業務や情報へ対応したAI活用へ発展させる構想ができる。
■ 8時間目:生成AI技術の変化を業務へ取り込む情報収集・評価(60分)
学習内容
- AIモデルの進化
- AIエージェント
- マルチモーダル化
- 自動化
- 外部サービス連携
- 新機能の評価方法
習得できるスキル
- AI関連情報を継続的に収集する能力
- 新技術の実務価値を評価する能力
- 自社業務への影響を分析する能力
業務上の到達点
新しいAIサービスが登場するたびに振り回されず、業務上の価値を判断して導入可否を決められる。
■ 9時間目:生成AI時代の職務再設計と人材スキル開発(60分)
学習内容
- AIによって変化する業務
- 人間が担うべき業務
- AIリテラシー
- AIマネジメント
- リスキリング
- 職務再設計
- 社内教育
習得できるスキル
- 自身の業務スキルを再整理する能力
- AI導入後の役割変化を分析する能力
- 必要な能力開発計画を設計する能力
業務上の到達点
AI導入を単なる人員削減ではなく、人材の業務高度化へ結び付けられる。
■ 10時間目:応用演習 ― AIを利用した業務改善計画策定(60分)
学習内容
- 現状業務分析
- 課題設定
- AI適用
- 新業務フロー
- KPI
- リスク
- 導入手順
- 効果測定
習得できるスキル
- 業務改善計画を一貫して設計する能力
- AI導入効果を数値化する能力
- 実行可能な改善施策へ落とし込む能力
業務上の到達点
自身の職場を対象に、実施可能なAI・DX業務改善案を策定できる。
■ 11時間目:AI活用体系の統合・標準化・社内展開(60分)
学習内容
- 活用ノウハウ整理
- プロンプト整理
- 業務テンプレート
- AI利用ルール
- マニュアル
- 社員教育
- ナレッジ共有
習得できるスキル
- AI利用方法を体系化する能力
- 他者が再現できる形へ標準化する能力
- 社内へAI利用方法を展開する能力
業務上の到達点
個人だけがAIを使える状態から、組織全体で再現できる状態へ移行できる。
■ 12時間目:AI×DX長期運用計画・継続能力開発(60分)
学習内容
- AI活用計画
- 定期評価
- 技術更新
- 社内研修
- AI利用ルール更新
- 業務改善活動
- 人材育成計画
習得できるスキル
- 中長期的なAI活用計画を策定する能力
- 技術変化に応じて運用を更新する能力
- 社内人材の継続的な能力開発を設計する能力
業務上の到達点
研修終了後も、自ら情報収集、実務適用、評価、改善、社内展開を継続できるAI×DX人材として自走できる。
